今、来年2月に開催予定のNAGO OPEN TENNIS 2024 冬季個人戦の準備中で、先日市名護役所に企画書を提出しました。参加費に関して質問があり、8月の団体戦の収支報告をしました。この大会の収支は数千円の赤字が出ました。16チーム募集して、6チームしか申し込みがなかったので、無理もありません。
2日間で最低5試合を売りにしているので、普通のトーナメントより参加費は高くなってしまいます。トーナメントは一部の強い人は何試合もできますが、半数以上の人達は1試合か2試合しかできません。1部2部とも優勝者には名護の特産品パイナップルワインに進呈します。遠くからわざわざ参加してくれる人に、なるべくたくさんの試合を楽しんでいただきたいので、多少参加費が高くなっても、満足して帰っていただたいと考えています。
大会に出場経験が少ない人や、地方の地味な大会にしか参加したことがない人は、単純に参加費だけ見て高いと思ってしまうようです。NAGO OPEN TENNIS は他方の地味な大会ではなく、全国のテニス愛好者の人達に沖縄やんばる名護に来ていただき、テニスだけでなく観光や地元の人達との交流も楽しんでいただきたいと考えています。プレーヤーズパーティーとまではいかないまでも、懇親会も開催する予定です。居酒屋で三線ライブを聴きながらテニス談義に花を咲かせることを楽しみにしています。
名護は人口6万人ちょっとの小さな街です。以前住んでいた練馬区は70万人以上ですから、1/10以下です。練馬区は光ヶ丘公園を中心に、その周りにたくさんのテニスクラブやテニススクールがあり、とてもテニスが盛んな地域でした。沖縄で人気があるスポーツは野球やバスケットボール、ラグビーなどでテニスはそれほどでもないです。特に名護はソフトテニスが盛んで、硬式テニスをやっている人はとても少ないです。市民大会が成り立たない程度のテニス愛好者しかいません。
大会を主催するにあたり、難しかったのはやはり選手を集めることでした。最初からある程度は予想していたので、参加者が定員の半分程度の場合でも赤字が出ないように考える必要がありました。もし赤字になれば、私個人の持ち出しになってしまうからです。県の大会のように歴史があれば、ホームページに応募要項をアップするだけで選手が集まります。NAGO OPEN TENNIS のように歴史がない大会は出場者を集めるのにとても手間暇とお金がかかります。ネット広告を出したり、チラシやポスターを印刷して、あちこちの施設に設置を依頼したり、SNSに毎日投稿したり、大会の認知度が高まるまではとても大変です。
しかし私はそのような作業を今までもやってきましたから、ネット集客において蓄積してきたノウハウがあります。日本イラストレーター協会を1999年に立ち上げ、2000年に開催したイラストのコンペでは海外からの応募ゼロから、2023年には世界中から900点以上の作品が集まるコンペに成長させました。サイトの管理も当初から自分でやっており、イメージ画像の制作や動画編集などもできるので、NAGO OPEN TENNIS のサイトもフォトギャラリーのページを作ったり、試合の動画を撮影、編集してアップしています。はっきり言って私はNAGO OPEN TENNIS の大会を開催、運営するのにメチャメチャ働いています。名護が大好きなので地域貢献もしたいし、名護だけでなく全国から来るのテニス愛好者の皆さんに楽しんでもらいたいからです。
ほぼボランティア活動ですが、赤字だけは困るので、参加者が定員に達しなくても赤字にならない程度の参加費に設定しています。大会当日に雨が降ったら、翌日が予備日になります。沖縄は中南部に人口が集中しており、北部にある名護は遠いと感じている人が多いです。地理的には不利な状況にありますが、遠出も楽しみの一つと考え、できれば土曜日から火曜日まで休みを取って、名護に泊まってご参加いただければ嬉しいです。たくさんの参加をお待ちしております。
Comments