少し風が強く難しいコンディションだったかと思いますが、天気も良く暖かい気候の中で楽しく試合ができたんじゃないかと思います。今回で2度目の個人戦の開催となりましたが、名護という硬式テニス不毛の地で、しかも日本の果てにあるという立地条件の中、初めてこの大会を開催する際には、「名護で大きな大会を開催するなんて無理」という声もあり、地元のテニス仲間でも相手にしてくれない人が多かったです。
しかし、私は名護のポテンシャルを信じていました。日本の果てのやんばるにもっと注目してもらいたい。沖縄北部は東京に例えると多摩地区のようで、人口の密集した地域から離れた場所にあります。人口が少ないからこその豊かな自然がここにはあります。全国からテニス愛好者が集まって来て、楽しめる大会にしたい、名護はそれができる街だと思います。
私は3年前に東京から名護に移住しましたが、それより前に観光で何度か沖縄を訪れたことがあります。北部にはちゅら海水族館という有名な観光施設がありますが、名護は通り過ぎるだけの街でした。名護に実際住んでみて、今までいろんな街に住んできたけど、こんなに自然が近く、穏やかに暮らせる街は他にはありませんでした。
テニスコートから徒歩5分ほどで21世紀の森ビーチに出られます。ビーチを少し西に歩くと、サンセットビーチの宇茂佐海岸があります。私の散歩コースになっており、美しい夕陽を見ながら散歩するのは贅沢な時間です。名護を訪れた際には是非立ち寄っていただきたいと思います。
今回は2度目の個人戦でしたが、残念ながら少し参加人数が減ってしまいました。昨年は初めての大会主催ということもあり、2階に放送施設や黒板があるということも知らずに、進行がバタバタでした。男子シングルスとMIXダブルス以外は定員に満たなかったので、楽に進行できると考えていましたが、実際には考えていたより、試合の進行に時間がかかり、最後の男子ダブルスの決勝戦は予定していた時間を少し延長しなければなりませんでした。
今年は昨年の反省を踏まえて、より時間的に余裕ができるよう、考えて進行しましたので、昨年よりはスムーズに進行できたと思います。
試合結果と写真と動画、それに各種目の優勝者のプロフィールなどをサイトにアップしました。試合中にも写真を撮らせていただきましたが、皆かっこよく撮れていますので、問題ないかと思います。
優勝者の皆さんのコメントを読みますと、皆さん楽しんでいただけたようで良かったです。県大会のような勝負にこだわる大会ではなく、いかに楽しんでいただくか、それしか考えていない大会です。この大会をテニス愛好者なら誰でも知っている大会にしたいと思いますので、これからも皆さんのご協力をよろしくお願いいたします。
名護市テニス連盟 代表 蟹江隆広
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